プロが伝授!大人のニキビケア Vol.5 おなかの不調は肌トラブルの原因のひとつ、雑穀ごはんで改善を
- お肌に関するコラム
ピークを過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続く9月。夏の疲れも出てくるこの時期は、食欲がなくなり、胃腸の調子を崩すことが少なくありません。そんな不調がお肌にまであらわれてしまうことも。そこで今回はフードコーディネーターの柴田真希さんに、夏疲れを吹き飛ばし、美肌をキープする食事について教えていただきました。
雑穀ごはんをベースにした献立で、おなかの中から美しく
夏バテで食欲がないからそうめんやフルーツばかり、という生活をしていませんか。食べやすいからと冷たいものばかり口にしていると、消化液が薄まり、胃腸の消化機能は低下します。お肌にも十分な栄養が行かなくなり、ニキビや肌荒れを起こしてしまうこともあるのです。 こうした暑い時期にこそ実践してほしいのが、「雑穀ごはん」を主食にした食事です。雑穀ごはんは、文字通りあわやひえなどの雑穀を混ぜて炊き上げたごはんのこと。パンや麺類に比べて脂質が少なく、カロリーは白米とほとんど変わらないのにミネラル、ビタミン、食物繊維をたっぷり補給できる優れものです。
いつもの炊飯ジャーで手軽に雑穀ごはんを
雑穀にはたくさんの種類がありますが、美肌づくりには、赤米、あわ、ひえ、きび、ハトムギなどがおすすめ。お肌の新陳代謝を底上げするビタミンB群のほか、抗酸化作用のあるビタミンEやフィトケミカルが豊富に含まれています。2~3回洗った米類(白米、胚芽米、玄米など)1合に対し、雑穀大さじ1~3杯を合わせてもう一度洗い、30分以上水に浸したうえで炊いてください。
食物繊維は快食・快便の切り札
暑い日は大量の汗で体内から一気に水分が奪われ、便秘がちになることも。便秘で困っている人にも雑穀ごはんはおススメです。雑穀ごはんに含まれる食物繊維が便のカサ(量)を増やし、おなかはスッキリ。食物繊維をエサにしている善玉菌(プロバイオティクス)も増えるので、腸の中を理想的な状態に保つことができるのです。
伝統食を活用し、生きた菌を腸へしっかり届けて
そして善玉菌を増やすためにぜひ活用してほしいのは、日本で伝統的に使われてきた食材の数々。お味噌、醤油、酢・・・と言った調味料のほか、納豆や漬物、塩辛などの発酵食品には、たくさんの善玉菌が含まれています。日本の伝統食以外ではキムチやチーズなどもおすすめです。こうした調味料・食材を積極的に使い、野菜もたっぷりと。こうした食事はずっと続けましょう。習慣にすることで、健康なカラダと美しいお肌を維持することができるのです。
鶏ささみ・・・2本(下味:酒・・・大さじ1、塩・・・少々) / 片栗粉・・・小さじ1 / おくら・・・4本 / キムチ・・・50g / 大根・・・100g / 黒ごま・・・少々 / ごま油・・・少々 / 雑穀ごはん・・・2杯
- おくらは茹でて、小さめに刻む。大根はおろす。
- 鶏ささみは下味をして10分位おいてから片栗粉をまんべんなくふりかけ、熱湯で茹でる。
- 丼に雑穀ごはんを盛り付け、(2)のささみ、おくら、キムチをのせて上に大根おろしをかける。黒ごまをトッピング、少量のごま油をかけてできあがり。
- ベースのごはんは腸にもお肌にも良い雑穀ごはんで。
- 良質なたんぱく質(ささみ)を摂ることで、お肌の再生を。
- おくらに含まれるネバネバ成分やキムチの発酵食品は胃腸の調子をさらに整えてくれます。
- 今回のレシピの場合、キムチの代わりに発酵食品・塩麹やさっぱりと梅干しなどでも代用OK!いろいろアレンジを楽しんで。
- キムチは食欲増進作用が期待できますが、それでも食欲がない時は冷たい出汁をかけて、冷やし茶漬けにしても。
監修:管理栄養士 柴田 真希
女子栄養大学短期大学部卒業後、集団給食、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。27年間悩み続けた便秘を3日で治した「雑穀」食を中心に、現在はNHKのお料理コーナー「かんたんごはん」の番組出演をはじめ、各種出版・WEB媒体にレシピ・コラムの掲載と、雑穀・フードコーディネーターとして幅広く活躍中。
公式ブログ:https://ameblo.jp/makitchen/
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