潜入捜査！あのお仕事のニキビ事情 Vol.4 ウエディング ヘア＆メイクアップアーティスト

『特別な日』のための美肌術を聞きました。

結婚式は女性にとって人生最大の晴れ舞台。たくさんの花嫁さんの美をサポートしてきたウエディングヘア＆メイクアップアーティストの宮崎さくらさんに、『特別な日』のための美肌術を教えていただきました。

挙式前の花嫁さんは心身ともに疲れ気味。

結婚が決まって幸せいっぱいの花嫁さん。しかし結婚式までは式の準備などやることがいっぱいあって大忙しです。さらにギリギリまでお仕事をしなければならない方もいらっしゃいますし、退職なさる方は送別会に出席する機会も増えるなど、食習慣や睡眠のリズムが崩れやすくなります。さらに式や新しい生活への緊張と不安・・・さまざまなストレスも加わって、お肌にトラブルが生じることが少なくありません。

お肌のターンオーバーを活かして、『特別な日』を迎える。

お肌はふだんからいい状態に整えておきたいものですが、なかなかそうもいきません。でも結婚式は自分のお肌を見直すいいきっかけになります。式の日取りが決まったら、できるだけ早くお手入れに力を入れましょう。お肌の細胞は日々生まれ変わっていますが、肌表面の角質層が、やがて新しい肌へ生まれ変わるターンオーバー（新陳代謝）のサイクルはおよそ28日。遅くても式の1ヶ月くらい前にはお肌のお手入れを意識して、生まれ変わった最高に美しいお肌で、当日を迎えたいものです。

ていねいなクレンジングで角質ケアを。

毎日の肌ケアでとくにしっかりやっていただきたいのは、クレンジング。お化粧をお肌に残さないように、というのはもちろんですが、もうひとつ角質ケアという大切な目的があるのです。お肌の表面には1週間でスティックシュガー2本分ものよぶんな角質がたまると言われています。これをそのままにしておくと、お肌の新陳代謝のサイクルが乱れ、毛穴が詰まってニキビができやすくなってしまいます。刺激の少ないタイプを使ってやさしくクレンジングをし、お肌の生まれ変わりを助けてあげましょう。

使い慣れた化粧品で、いつもより少していねいに。

クレンジングの大切さは、私の実体験から学んだこと。この仕事を始める前は、大人ニキビに悩まされていて、いろいろな化粧水を試してみたのですが、お肌は荒れたままでした。しかしていねいにクレンジングをするようにしたら、ニキビが出にくくなったのです。洗顔の後はしっかり保湿をしてください。化粧品は使い慣れたものを。きれいになりたい一心でいろいろ使いたくなりますが、この時期に化粧品を変えるのはおススメしません。特別なことをする必要はなく、「いつもより少していねいに」を心がけることが大切です。地道なケアを続け、式の3日前くらいには、サロンでブライダルシェービングやマッサージをすることで、見違えるくらいお化粧映えのするお肌になったと、皆さん喜ばれていますね。