Language
ニキビを知る知るつくらない 大人のためのピュア肌ラボ
ニキビを知る知るつくらない 大人のためのピュア肌ラボ

潜入捜査!あのお仕事のニキビ事情 Vol.1 エステティシャン

  • お肌に関するコラム
  • つくらないためのニキビケア

エステティシャン 永井 恵さん

[経 歴]
メイク学校を経て2006年ラパルレに入社。
ラパルレ町田店 店長を経て、2012年3月退社。
現在目黒にてエステサロンをオープン。

エステティシャンは人を美しくする仕事。施術を受ける女性たちの目は厳しく、自分自身も美しくあり続けることが求められます。ベテランエステティシャンの永井恵さんに、美の秘訣を教えていただきました。

エステティシャンというお仕事を始めたきっかけを教えてください。

20歳を少し過ぎたころだったでしょうか、ひどい肌トラブルに悩まされて、顔中にニキビができました。当時は化粧品が合わないのかな、などと考えて、違うものに変えてみたりしましたが、悪化するばかりでなかなか治らなかったですね。エステティシャンになったのは、この肌トラブルを経験して、もっと自分の肌やからだのことを知りたいと思ったから。いろいろ勉強するようになってからは、肌トラブルに悩まされることはほとんどなくなりました。
「皮膚は内臓の状態を映す鏡」ともいわれていて、疲労や便秘、生理にかかわることなど、からだの内側の不調が、肌トラブルとして現れます。ところが私自身もそうでしたが、ほとんどの女性は、化粧品を変えようとか、どうにかして隠さなくちゃとか、うわべだけの対策しかしていないように感じます。食事の偏りや運動不足などに対する対策は欠かせません。お客様にもマッサージやパックといった施術に加えて、生活習慣のアドバイスをしています。

エステティシャンは技術だけでなく体力も必要な仕事。自分の美肌や健康を維持するのは大変ではないでしょうか。

朝は9時に家を出て帰宅するのは夜の10時過ぎ。お昼の休憩時間がずれこんでしまうこともあります。それに立ち仕事でマッサージをするときには中腰になって力を入れなければならないことも多いので、腰痛や肩こりは職業病です。仕事の時間や内容を変えるのは難しいので、早めに疲労をとってお肌やカラダに負担をかけないような工夫をしています。 まず3食きちんととること。とくに和食はカロリーが低いのに栄養バランスがいいだけでなく、便秘を解消する食物繊維が豊富に含まれているので、太りにくいし、美肌づくりにも最適です。でも私はパンも大好きで、1日1回は食べたい(笑い)。そこで、パンはカロリーを燃焼しやすい朝に食べるようにしています。

毎日の入浴も私にとっては欠かせません。ゆっくりつかって肩や足をマッサージしてこりをほぐしておけば、翌日まで疲れを引きずることはありません。足のむくみ対策にもなっていると思います。さらに週に2回は念入りに美顔器などを使って顔中心にケアしています。

美肌対策をしっかりしているつもりでも、ニキビができてしまうことも。皮脂が盛んな若いときのニキビとはできる場所も性質も違う「大人ニキビ」で、生活習慣や体調の乱れがダイレクトに現れます。ニキビができたときは、カラダがサインを出していると捉えて、注意したいですね。

また、お肌には精神状態も現れると言われています。恋をしているとき、充実した毎日を送っているときには肌も輝いているし、悩みがあれば肌トラブルにつながりやすい。忙しくても楽しい毎日を送りたいものです。

関連記事