プロが伝授！大人のニキビケア Vol.4 いい睡眠で美肌を作ろう！足裏トリートメントで快眠習慣

お肌に関するコラム

熟睡できなかった翌日は、お化粧のノリが悪かったり、ニキビができたりしませんか？睡眠にはからだや脳を休ませるだけでなく、「細胞を新しくする」という役割もあり、きれいな肌を作るためには質のいい睡眠が欠かせません。

睡眠不足はターンオーバーの乱れに直結

お肌の細胞は毎日新しく生まれ変わっています。一日の中で肌細胞の再生がとくに盛んになるのは、眠っている間。新陳代謝を促す成長ホルモンや、ハリやつやを与える女性ホルモンが分泌されることで、お肌の老廃物が排出され、新鮮な酸素や栄養分が取り込まれて新しい細胞が作られます。睡眠時間が足りなかったり、眠りが浅かったりすると、ホルモンのバランスが崩れ、肌トラブルを起こしやすくなってしまうのです。さらに、日々の新陳代謝の乱れは、肌表面の角質層が28日サイクルで剥がれて入れ替わる「ターンオーバー」にも影響を及ぼします。

寝つきの悪い人は、帰宅後の足裏トリートメントでリラックス

ターンオーバーを正常化し、美しいお肌を作るためには、質のいい睡眠が欠かせません。上手に眠りに入るには、ふとんに横になった時点でリラックスした状態になっていることが理想なのですが、実は仕事を終えた後もずーっと緊張状態を引きずったまま、という人が少なくありません。帰宅したら軽いストレッチをしたり、足の裏をもみほぐしたりすると、緊張がやわらぎます。質の高い睡眠のためには、その日のうちにストレスを解消し、リセットすることが大事なのです。

快眠のために冷え対策を

一方「寝つきもいいし睡眠時間も十分、でもいつも眠い」という場合、冷えが原因でぐっすり眠れていないことが多いのです。ふだんからウォーキングやジョギング、サーキットトレーニングといった軽めの運動を心がけ、代謝を上げてきましょう。

起床後は日光をしっかり浴びて、睡眠リズムを作る

毎日の睡眠のリズムを崩さないようにすることもたいせつ。朝起きたら、思い切り日光を浴びてみましょう。からだには「日光を浴びることでメラトニンという眠りのホルモンが分泌され、15～16時間後には眠くなる」というしくみが備わっているからです。また、お休みの日は寝だめをしたいところですが、できるだけいつもと同じ時間に起きて、リズムを維持するようにしてください。睡眠習慣が改善されれば、すっきりした目覚めとともにきれいなお肌も手に入れることができるのです。

監修：快眠セラピープラスドゥース代表　スリープケアマスター今枝昌子
２００４年～２００８年　心療内科にて、リフレクソロジストとして勤務。
心療内科で、うつ病患者の９０％以上が不眠症であることから、患者向け快眠講座を開講し、２００８年　日本心身医学会にて、代替療法による睡眠へのアプローチにて、優位性を認められる。
現在もリワーク（うつ病の方の社会復帰支援プログラム）講師、『なぜ、私がうつ病にならなければならなかったのでしょうか』患者さんからの多くの声を聞き、現場での経験を生かした企業への『うつ病予防の為の睡眠研修』『睡眠による、タイムマネジメント研修』などメンタルヘルス研修を行う一方で、研修という一過性のものではなく、リラクセーション・積極的な運動の取り込み・食事・生活習慣を見直す『快眠プログラム』を導入し、職場活性に力を注ぐ。
メディア、雑誌など多数出演
ホームページ：http://www.yoi-nemuri.com/

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